Vol.2 知っておきたい登記の仕組み ~土地の「境界」と「筆界」の違い~

隣接する土地の境を、一般的には「境界」と呼んでいます。
この境界には「占有境界」と「筆界」の区別があります。
「占有境界」と「筆界」の違い「占有境界」とは、隣接する当事者各人が自分の土地として占有、または管理している私
的なもので、所有権または私法上の境界などを意味するもので一般的に境界と言われる場合は、この占有境界を指します。
これに対し、公法上の境界である本来あるべき境界の事を、「筆界」といいます。

境界争いの原因

  1. 隣接する境界に杭が設置されていない
  2. 正確な測量がされていない
  3. 現地や、地図・公図が混乱していて、隣接する当事者の合意が得られない…

上記のような場合等々に起こります。
ときには、近隣同士の深刻な紛争に発展する場合もあります。
 
 
境界争いを解決する場合には
不法に土地を占有したり、境界立ち合いに不当な要求をするなどの場合を除き、図面などの様々な資料がある場合は当事者双方での話し合いが可能となります。

  1. 客観的な測量図面などの裏付け資料から当事者が合意を得られるか試みる
  2. 弁護士会や土地家屋調査士会等が係る公正、中立的な第3 者機関の紛争解決センターに和解、調停を依頼する
  3. 筆界特定制度を利用する

などの方法があります。
こうした境界の紛争の際に、理由もなく境界の立ち合い確認を拒否する方が多く見受けられますがこれは、自分が所有する土地の権利と、他人の土地関係の確認ですから所有者の義務として協力し合うという意識を持つことが必要です。

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